世界のどこかで砲弾が飛び交う昨今とても寒い日が続いた冬を抜け、先週あたりから寒さが和らぎ春の訪れを感じる今日この頃皆さま如何お過ごしでしょうか?現在の世の中を俯瞰的に見ているとマスクをつけてやりたいこともできない子どもたちや、飲みにも行けない若者たちのことがつくづく本当に幸せなのか?それともこれが当たり前になるのか?と危機感を感じております。
3月に入り、4月からの新卒スタッフたちとのやり取りが活発になってきました。この冬Tomorrow Farmでは過去の反省を踏まえ、うちでもっと活躍できたスタッフもいたのでは?との観点からスタッフの育成の見直しを行い、2月中旬から新たにマネージャーを迎え入れ新体制を作りました。これは私も含め体育会系や職人気質の育成ではもう人は育たないだろうとの判断です。
少しずつでも変わらないことには前には進まない。幸いなことにここ数年応募はたくさんあるのに残念ながらそれを迎え入れる体制になっていないのではないか?そんな中でも踏ん張ってきた若いスタッフも何人かいる中でさらに新しい力が加わる職場に生まれ変わるように。そうなればうちの自慢でもあるレジェンドたちの経験が生きてくる。
我々の仕事はありがたいことにコロナの影響を最小限に、毎日業務に励むことができる数少ない仕事なのではないかと思います。噛み合わなかった歯車が噛み合うように、ぜんまい仕掛けを作る作業も大事になってきました。スタッフも増え春から20人規模になってきたTomorrow Farmは今までのトップダウン方式からの転換期を迎えています。育成に懸ける想いはそのままに、若い力が馬に打ち込む環境を作る。
ウクライナ情勢でたくさんの人々が命を落とし、コロナ禍でたくさんの方々が仕事を失っている現在において大好きな馬に携わりお金を貰うことができる。その中で日々小さな幸せを感じれる職場を作り上げるために精進の毎日は続きます。
2022年3月6日
株式会社Tomorrow Farm 代表取締役 齋藤野人